睡眠時無呼吸症候群とは

睡眠時無呼吸症候群とは睡眠中に呼吸が止まる、または浅く弱くなる状態が繰り返される病気です。
無呼吸(10秒以上の呼吸停止)が1時間に5回以上あるいは7時間の睡眠中に30回以上認められる場合には睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。
実際に適切な治療を受けている人は全体の約1割程度と言われており、多くの潜在患者が未診断のまま放置されている現状があります。
放置すると、血管・心臓・脳に大きな負担がかかり、高血圧症や狭心症、心筋梗塞、脳卒中などを合併することもありますので、気になる症状があればお気軽にご相談ください
主な症状
睡眠時
- いびき
- 息苦しさで目覚める
- 夜中に何度も目が覚める
- 寝ている時に呼吸が止まる
起床時・日中
- 起床時の頭痛
- 日中の眠気や倦怠感
- 居眠りしてしまう
- 集中力の低下
検査方法
治療の必要性を判断するために、まず初めに簡易検査を行います。
携帯型簡易検査装置をご自宅で装着していただき睡眠時無呼吸症候群の重症度を判定します。
重症の閉塞性無呼吸症候群と診断された場合には、CPAP治療を開始し、包括的なコントロールを行っていきます。
※結果によってはより詳しい検査が可能な医療機関に入院した上で行う終夜ポリグラフィー検査を受けていただく場合があります。
CPAP療法

CPAP療法は中等度から重症度に有効な治療法で、
睡眠中に鼻に装着したマスクから空気を送り込み、気道を確保して呼吸が途切れないようにする治療法です。
睡眠中の無呼吸・いびきが減少し、眠気の改善や血圧を下げる効果も期待できます。
装置は一式レンタルできますので、ご自宅で継続してCPAP療法が受けられます。
ただし、根本的な治療法ではなく、対症療法ですので、継続して行っていく必要があります。